2つの人生時計 ~ 人生に役立つオススメの知恵

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  自分は、人生には2つの時計があると考えています。もしかすると、自分はこれをこのサイトで一番伝えたかったのかもしれません。

其の一 「80年の人生時計」にみる、大局観

  「80年の人生時計」は、多摩大学教授の久恒啓一さんが、ベストセラー著書の『図で考える人は仕事ができる』で提案されてますが、人生80年時代と言われる現在の日本において、非常に意義のある考え方だと思います。

80年の人生時計

  人生80年をアナログ時計で考えてみると、非常に大きな「気づき」が得られるのではないでしょうか。自分の周りを見渡すと、30歳を過ぎて急に老け込む人40歳で人生をあきらめている人がいるのですが、非常にもったいないと思います。『人生一度きり』なのに・・・。ところで、あなたは今、何時ですか?

「積み重ねる年齢を自覚しないで、幼いだけの人間」は論外だと思いますが、それでも世の中の人は、年齢を原因に行動に移せない人が多いのではないでしょうか。

ちなみに、自分は午前10時30分(35歳)から英語を本気で学んで、午後(40歳~)からフル活用したいなと思ってますが、この人生時計を意識しているので、「いまさら」なんて全く思ってないですからね。むしろ早いくらいじゃないですか。

千円札は拾うな。

人生全体を視野に入れる上でも、80年の人生時計は凄く有用だと思います。

  また、もう一つ非常に使える知恵としては、大前研一さんが著書の『遊ぶ奴ほどよくデキる』で言われている、『年齢不相応の精神を持て!』というのを実践する為に、六掛け(六割掛け)を意識するのが良いと思います。

できるやんか!

"Never too late"なにごとも遅すぎることはない。 この言葉を忘れずにいたいものです。

其の二 「人生砂時計」にみる、死生観

  もう一つ大事な時計として、自分は「人生砂時計」を提案したいと思います。人は生まれたときに、一人一人異なる砂時計が与えられているのではないでしょうか?

人生砂時計

時は金なりではなく、『時は命なり』。自分はそう思っていますが、この人生砂時計は、多くの「気づき」を与えてくれると思います。

人それぞれ与えられた寿命(砂の総量)は、誰にも分からないけれど、『健康を大事に』しなけば、砂が落ちる速度が速まってしまう。そして、何よりもこの砂時計は、大地震や交通事故などで、急に壊れる事がある。それは今日かもしれない。

『一日一生』、『今日も生涯の一日なり』など、素晴らしい言葉がたくさんありますが、一日一日を大事にすること、死生観を持つことは、人生をより豊かにするために大切な事だと思います。下記の良書などで、死生観を養うことを強くお勧めしたいと思います。

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた 最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版
十歳のきみへ―九十五歳のわたしから いつでも会える

素晴らしい映画を観るのも良いですね。なんにしても、下に落ちた砂の事を考えても決して戻らない、上にどれだけ砂が残っているのかも分からないのだから、今流れている砂の流れを良くする事に集中したいですね。

人生に必要なのは、バランス感覚

  自分は人生において、バランス感覚がもの凄く重要だと思っています。80年の人生時計や六掛けだけを意識して、「まだまだ時間がある」などと思って、のんびりし過ぎていてはダメだし、人生砂時計だけを意識して、余裕なく生きていても楽しくないじゃないですか。常に2つの人生の時計をバランス良く意識していれば、これからの人生ひらけてくるんじゃないですかね。

ひらく言葉

80年の人生時計で、大局観を。人生砂時計で、死生観を。2つの人生時計をバランスよく意識すれば、人生がひらけるのでは。

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